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NetBeansでストラテジーを開発する

IDE(統合開発環境)でストラテジーを開発する事は、JForexプラットフォームのコードエディターで直接コードを書くよりも遥かに容易です。
次の項目ではIDE使用による利点を紹介します。
このページではNetBeansと呼ばれるオープンソースのIDEプラットフォームを使用しますが、他にも多くのJavaオープンソースIDEプラットフォームが存在します。
NetBeansでストラテジーを作成する方法と、NetBeansとJForexプラットフォームでストラテジーを実行する方法も紹介します。

NetBeansのJava SEについて詳しく学びたい場合は、NetBeansサイトのドキュメントを参照して下さい。
NetBeansのインストールについて詳しく知りたい場合は、NetBeansサイトのインストールガイドを参照して下さい。






NetBeansの利点

There are many advantages for using IDE over the jForex editor. We will enlist the most significant ones:
  • リアルタイム構文解析とヒント。
    コードを書く時、直ぐに全てのエラー箇所にマークをつけます。
    その為、コンパイルエラーを追跡する事が容易になります。
    エラーが検出する度に、エラーが発生した行番号にエラーアイコンを表示します。
    アイコンをクリックすると、エラーを修正する為の解決法を提供してくれます。

    以下例では、いくつかのインターフェースを実装しているクラスで、 インターフェースのメソッドがオーバーライドされなかった場合、エラーアイコンが行番号付近に表示されます。
    アイコンをクリックすると、エラーをどのように修正するか選択する事が出来ます。


    "すべての抽象メソッドを実装"を選択した場合、自動的に必要なインターフェースメソッドが実装されます。

  • リファクタリング。
    IDEが自動的に名前を変更・移動・コピー・削除し、変数・クラス・ファイルを最適化します。
    例えば、あるクラスのメソッドの名前を変更したい場合、手動でそのメソッドが使われている全クラスを検索する必要があります。
    小さいプロジェクトならそれでエラーを解決出来ます。

    リファクタリングと呼ばれるツールなら、
    リファクタリングでメソッド名を変更する事によって、自動的にそのメソッドが使用されている全ての箇所の名前を変更します。


  • スマートコード補完。
    自動的にコードを補完します。
    コードをある程度書くとコード補完リストが表示されます。
    例えば、参照変数を書き"."(ドット)を押すと、この変数で呼び出せる全メソッドリストが表示されます。
    リストのメソッドを選択すると、メソッドのjavadoc(API仕様書)が表示されます。


  • コードテンプレート。
    コードのテンプレートを選択して使用する事が出来ます。
    例えば、"sout"と書き込みTabキーを押します。



    "sout"は"System.out.println()"コードに変換されます。



    更に、このテンプレートのコードを追加する事が出来ます。



    この機能はコーディングを容易にします。

  • ファイル・型・シンボルにジャンプします。
    インスタンス変数・クラス・シンボルの宣言場所へ容易にジャンプする事が出来ます。

    Ctrlボタンを押しながら変数をクリックすると、変数が宣言されているJavaファイルを開き、カーソルを設定します。
    その結果、素早く且つ簡単に使用されている変数について必要な情報を見つけることが出来ます。

    例えば、Ctrlキーを押しながらIContext型をクリックします、



    ファイルが開かれて、インターフェースが宣言されている場所にカーソルが置かれます。


  • コード挿入。
    簡単にコード(例えば、あらかじめ定義されたインスタンス変数・コンストラクタ等)を挿入する事が出来ます。
    Alt + Insertキーを押すと、挿入出来るコードのリストが表示されます。


  • ナビゲータ。
    プロジェクト・パッケージ・ファイル・変数等を一望出来ます。
    要素のツリー全体を簡単にナビゲートする事ができ、ツリーから特定の要素を直接呼び出すことが出来ます。


  • ファイル履歴の比較。
    ドキュメントの変更の全てを追跡出来るファイル履歴があります。
    ファイルの古いバージョンからの復元しなければならない場合や、単純にコードの変化を見たい場合は、履歴機能を使います。
    この機能は現在及び以前保存したファイルをグラフィカル/テキストで比較表示します。
    また、2つの異なるファイルを比較する事も出来ます。


  • ウィザード。
    いくつかの手順をステップ実行する事で、新しいプロジェクト・ファイル・パッケージ等を追加する事が出来、基本的なコードを生成出来ます。
    基本的なコード以外は手動で書く必要があります。

    例えば、"ファイル"⇒新規ファイル"をクリックすると、新規ファイルウィザードが表示されます。
    ファイルタイプを選択し、"次へ"ボタンを押すと手順が順次表示されます。
    新しいファイルが生成されると、パッケージコード(ファイルがパッケージ内に作成されている場合)が追加され、他必要なコードも追加されます。









NetBeansでストラテジー作成

NetBeansでストラテジーを作成し、JForexプラットフォームで実行する事が出来ます。
ここで、必要な手順を説明します。
  1. NetBeansでJForek-SDKプロジェクトを開きます。
    プロジェクトの左側にある"+"記号をクリックして、プロジェクトを展開します。
  2. 新しいパッケージを作成します。
    "ソース・パッケージ"ノードを右クリックし、"新規"⇒Javaパッケージ"を選択します。


    新しいパッケージの名前を設定して"終了"をクリックします。


    新しいパッケージが追加され、プロジェクトウィンドウに表示されます。


  3. 新しいJavaファイルを作成し、これにストラテジーのコードを書きます。
    まず初めに、作成したパッケージノードで右クリックをして、"新規"⇒"Javaクラス"をクリックします。
    ウィザードが開かれるので、クラス名を"MyFirstNBStrategy"に設定して"終了"をクリックします。


    新しいJavaファイルが自動的に開かれます。


  4. ストラテジーのコードを書きます。
    まず初めに、作成されたクラスにIStrategyインターフェースを実装します。
    クラスにIStrategyインターフェースを実装する為にコードを書く時に、NetBeansが書き込む内容を推測し、書かれたシンボルに関するすべてのクラス/インターフェース(コード補完リスト)を表示します。
    コード補完リストが表示されない場合は、"ツール"⇒オプション"⇒エディタ"⇒コード補完"の設定を確認して下さい。
    それでもコード補完リストが表示されなければ、手動で全て打ち込みます。



    コード補完のリストからクラス/インタフェースを選択した場合、対象のimport文も追加されます。
    コード補完リストから選択しなかった場合、"Ctrl" + "Shift" + "I"キーを押すことで、必要なインポートが追加され未使用のインポートは削除されます。
    インポート追加後に、新しいエラーアイコンがクラスの場所に表示されます。


    未だIStrategyのメソッドが実装されていないので、NetBeansのチェックが発生します。
    エラーアイコンをクリックし、"すべての抽象メソッドを実装"を選択します。



    必要な全メソッドが実装されます。
    デフォルトでは、全メソッドに例外throwメソッド本体(これはメソッド本体にコードを書き忘れないようにする為)が実装されます。



    以下の通りにインスタンス変数を宣言し、onStartメソッドで初期化します
    (onStartメソッドのthrow new UnsupportedOperationExceptionは削除します)。



    "Ctrl" + "Shift" + "I"キーを押してimportsを追加します。
    ストラテジー起動時にメッセージを出力する簡単なコードを追加します。



    onStartメソッド以外の全メソッドからメソッド本体(throwsメソッド)を削除します。



    サンプルソースコード:MyFirstNBStrategy.java

  1. JForexでストラテジーを実行します。
    NetBeansで作成したストラテジーは簡単に追加する事が出来ます。
    JForexプラットフォームでストラテジーノードを右クリックし、"ストラテジーを開く"を選択します。


    NetBeansで作成したJavaファイルはプロジェクトディレクトリに格納されています。

    今回の例では、
    ..\src\com\myCompany\myStrategies\MyFirstNBStratey.java
    になります。

    ストラテジーをインポートした後、JForexエディタでコードが開かれます。
    注意しなければならないのは、NetBeansでコード編集してファイル保存した場合、同様にJForexエディターのコードも変更されます。
    これは両方向に作用します。その為、NetBeansでコード編集する度にストラテジーをインポートする必要はありません。

    JForexでストラテジーを開き、NetBeansでコード編集して保存し、再びJForexエディターに戻ると、外部エディタで変更された事が通知されます。



    JForexエディタでコードを更新するには"Yes"を選択します。
    JForexプラットフォームでストラテジーをコンパイルして実行します。
    以下メッセージが出力されます。








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