まず最初に、JForexプラットフォーム内でストラテジー項目を右クリックし、新しいストラテジーを選択してシンプルなストラテジーを作成します。
JForexプラットフォームによって生成された新しいファイルをエディターで開きます。
F5または
コンパイルボタンを押して、コンパイルしてみてください。
JForexプラットフォームはJavaファイルを名付けて保存するように尋ねてきます。
名付けて保存する際にファイル名を変更する場合は、クラスの名称も変更する事を忘れないで下さい。
例えば、ファイル名をStartStrategy.javaで保存した場合は、クラスもStartStrategyでなければなりません。
ファイル名変更時の例
package jforex;
import com.dukascopy.api.*;
public class StartStrategy implements IStrategy {
private IEngine engine;
private IConsole console;
private IHistory history;
private IContext context;
private IIndicators indicators;
private IUserInterface userInterface;
}
onStartの変更
生成されたストラテジーはIStrategyインターフェースが実装されます。
生成されたストラテジーのJavaファイルは空メソッドが実装されています。
onStartメソッドを変更し、onStartメソッド内にメッセージ出力するコードを入力します。
onStartメソッドはストラテジー開始時に一度だけ呼び出されます。
メッセージ出力のサンプルコード
public void onStart(IContext context) throws JFException {
this.engine = context.getEngine();
this.console = context.getConsole();
this.history = context.getHistory();
this.context = context;
this.indicators = context.getIndicators();
this.userInterface = context.getUserInterface();
console.getOut().println("onStart()メソッドが呼び出されました");
}
F5または
コンパイルボタンを押して、コンパイルしてください。
サンプルソースコード:
StartStrategyPrintln.java
ストラテジーの実行
JForexプラットフォームで実行したいストラテジーを右クリックし、ローカルで起動をクリックします。
ストラテジーが呼び出されている事を確認出来る3つの表示があります。
- ストラテジーのアイコンが変わります。アイコンに実行状態を示す緑色の三角形が追加されます。
- メッセージタブにストラテジーが開始したメッセージが表示されます。
- 実行したストラテジー用の新しいタブが開かれ、ストラテジーの出力内容が表示されます。
この例ではprintlnステートメントが正常に実行され、「onStart()メソッドが呼び出されました」と表示されます。